朝と夜、スキンケアの順番

朝と夜、スキンケアの順番はどう決まるか

監修:APスキンクリニック銀座 望月院長

「化粧水と美容液、どっちが先ですか」「日焼け止めは下地の前?後?」。商品を揃えたあとに意外と迷うのが順番です。

順番には理由があります。理由が分かれば、手元にあるアイテムが何であっても自分で判断できます。

原則はひとつだけ

水分の多いものから、油分の多いものへ。

油分の多いものを先に塗ると、あとから乗せる水性のものがなじみにくくなります。逆に、最後に油分の多いものを置くことで、それまでに与えたうるおいを逃げにくくできます。

迷ったときは、テクスチャーがさらさらしているものから順に。化粧水 → 美容液 → 乳液 → クリーム → (朝なら)日焼け止め、でほぼ合います。

朝の順番

  1. 洗顔(またはぬるま湯ですすぐ)
  2. 化粧水
  3. 美容液(ビタミンC系など、日中に使えるもの)
  4. 乳液・クリーム
  5. 日焼け止め
  6. (メイクをする場合)下地・ファンデーション

朝のポイントは、日焼け止めを「スキンケアの最後」に置くことです。下地と兼用のタイプでない限り、下地の前です。

もうひとつ。日焼け止めは量が足りていないことが圧倒的に多いです。SPFの数字を上げるより、メーカーが示す使用量を守って塗り直すほうが現実的です。

夜の順番

  1. クレンジング(メイクをしている場合)
  2. 洗顔
  3. (週に数回)角質ケア・スクラブ
  4. 化粧水
  5. 美容液
  6. 乳液・クリーム
  7. (ブランドの指示によって)レチノール

夜は日焼け止めがない分、美容液やレチノールなど、日中に使いにくいものの出番です。

レチノールはどこに入るか

これはブランドによって違いますので、一般論ではなく製品の案内に従ってください。

例えばガウディスキンのデュアルレチノシリーズは、「1日1回、夜のスキンケアの最後に」と案内されています。一方ゼオスキンは、プログラムの段階と製品の組み合わせによって順番が変わります。

乾燥やひりつきが気になる場合は、保湿クリームを先に塗ってからレチノールを重ねる(サンドイッチ法)という進め方もあります。このやり方は反応を押さえたい時期に有効です。

A反応の乗り切り方はこちら

ハイドロキノンはどこに入るか

これも製剤によって違います。顔全体に使うタイプは美容液のポジション、スポット用は基礎ケアを整えたあとに綿棒で部分塗布、というのが一般的です。

いずれの場合も、朝に使うなら日焼け止めの併用が必須です。ハイドロキノンの使い方と休薬期間もあわせてご覧ください。

待ち時間は必要か

「何分おいてから次を塗るべきか」とよく聞かれます。厳密な秒数を守る必要はありませんが、前のアイテムが肌に馴染んで、表面がべたつかなくなってからが目安です。体感では30秒〜1分程度。

べたついたまま重ねると、ヨレやムラの原因になります。特に日焼け止めの前は少し待つと仕上がりが安定します。

やりがちな失敗3つ

1. アイテムを一度に増やす

新しいものを3つ同時に始めると、合わなかったときに原因が分かりません。1つずつ、1〜2週間あけて追加するのが安全です。

2. 層を重ねすぎる

多ければ良いものではありません。層が多いほど摩擦の機会も増えます。洗顔・保湿・UVの3つを確実にやることが土台です。

3. 季節が変わっても同じケアを続ける

夏に合っていたジェルが、冬には足りなくなることがあります。テクスチャーを季節で切り替えるのは自然なことです。

よくあるご質問

Q. 朝も洗顔料を使ったほうがいいですか?
肌質によります。皮脂が多い方は朝も洗顔料、乾燥が強い方はぬるま湯だけ、という選び方もあります。

Q. 化粧水はコットンと手、どちらがいいですか?
製品の案内に従ってください。ふき取り化粧水以外は、摩擦を考えると手でなじませるほうが無難です。

Q. 美容液を複数使う場合の順番は?
ここでも「さらさら→こってり」の原則です。ただしレチノールやハイドロキノンなどリスク管理が必要なものは、製品の案内が優先します。

Q. 施術のあとはいつから普段の順番に戻せますか?
施術内容によって違います。必ず担当医・看護師の指示に従ってください。施術後のホームケアのアイテムはこちら

ご注意

  • 本記事は一般的な情報提供です。個別の診断や治療方針に代わるものではありません。
  • 順番や使用量は製品ごとの案内が優先します。
  • 使用感や肌の変化の感じ方には個人差があります。
  • 異常を感じた場合は使用を中止し、医師にご相談ください。

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