朝と夜、スキンケアの順番はどう決まるか
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監修:APスキンクリニック銀座 望月院長
「化粧水と美容液、どっちが先ですか」「日焼け止めは下地の前?後?」。商品を揃えたあとに意外と迷うのが順番です。
順番には理由があります。理由が分かれば、手元にあるアイテムが何であっても自分で判断できます。
原則はひとつだけ
水分の多いものから、油分の多いものへ。
油分の多いものを先に塗ると、あとから乗せる水性のものがなじみにくくなります。逆に、最後に油分の多いものを置くことで、それまでに与えたうるおいを逃げにくくできます。
迷ったときは、テクスチャーがさらさらしているものから順に。化粧水 → 美容液 → 乳液 → クリーム → (朝なら)日焼け止め、でほぼ合います。
朝の順番
- 洗顔(またはぬるま湯ですすぐ)
- 化粧水
- 美容液(ビタミンC系など、日中に使えるもの)
- 乳液・クリーム
- 日焼け止め
- (メイクをする場合)下地・ファンデーション
朝のポイントは、日焼け止めを「スキンケアの最後」に置くことです。下地と兼用のタイプでない限り、下地の前です。
もうひとつ。日焼け止めは量が足りていないことが圧倒的に多いです。SPFの数字を上げるより、メーカーが示す使用量を守って塗り直すほうが現実的です。
夜の順番
- クレンジング(メイクをしている場合)
- 洗顔
- (週に数回)角質ケア・スクラブ
- 化粧水
- 美容液
- 乳液・クリーム
- (ブランドの指示によって)レチノール
夜は日焼け止めがない分、美容液やレチノールなど、日中に使いにくいものの出番です。
レチノールはどこに入るか
これはブランドによって違いますので、一般論ではなく製品の案内に従ってください。
例えばガウディスキンのデュアルレチノシリーズは、「1日1回、夜のスキンケアの最後に」と案内されています。一方ゼオスキンは、プログラムの段階と製品の組み合わせによって順番が変わります。
乾燥やひりつきが気になる場合は、保湿クリームを先に塗ってからレチノールを重ねる(サンドイッチ法)という進め方もあります。このやり方は反応を押さえたい時期に有効です。
ハイドロキノンはどこに入るか
これも製剤によって違います。顔全体に使うタイプは美容液のポジション、スポット用は基礎ケアを整えたあとに綿棒で部分塗布、というのが一般的です。
いずれの場合も、朝に使うなら日焼け止めの併用が必須です。ハイドロキノンの使い方と休薬期間もあわせてご覧ください。
待ち時間は必要か
「何分おいてから次を塗るべきか」とよく聞かれます。厳密な秒数を守る必要はありませんが、前のアイテムが肌に馴染んで、表面がべたつかなくなってからが目安です。体感では30秒〜1分程度。
べたついたまま重ねると、ヨレやムラの原因になります。特に日焼け止めの前は少し待つと仕上がりが安定します。
やりがちな失敗3つ
1. アイテムを一度に増やす
新しいものを3つ同時に始めると、合わなかったときに原因が分かりません。1つずつ、1〜2週間あけて追加するのが安全です。
2. 層を重ねすぎる
多ければ良いものではありません。層が多いほど摩擦の機会も増えます。洗顔・保湿・UVの3つを確実にやることが土台です。
3. 季節が変わっても同じケアを続ける
夏に合っていたジェルが、冬には足りなくなることがあります。テクスチャーを季節で切り替えるのは自然なことです。
よくあるご質問
Q. 朝も洗顔料を使ったほうがいいですか?
肌質によります。皮脂が多い方は朝も洗顔料、乾燥が強い方はぬるま湯だけ、という選び方もあります。
Q. 化粧水はコットンと手、どちらがいいですか?
製品の案内に従ってください。ふき取り化粧水以外は、摩擦を考えると手でなじませるほうが無難です。
Q. 美容液を複数使う場合の順番は?
ここでも「さらさら→こってり」の原則です。ただしレチノールやハイドロキノンなどリスク管理が必要なものは、製品の案内が優先します。
Q. 施術のあとはいつから普段の順番に戻せますか?
施術内容によって違います。必ず担当医・看護師の指示に従ってください。施術後のホームケアのアイテムはこちら。
ご注意
- 本記事は一般的な情報提供です。個別の診断や治療方針に代わるものではありません。
- 順番や使用量は製品ごとの案内が優先します。
- 使用感や肌の変化の感じ方には個人差があります。
- 異常を感じた場合は使用を中止し、医師にご相談ください。